宿場町泊、県内唯一の泊芸妓
2か月遅れの梅の花がようやく満開となり、春らしい暖かさも感じられるようになりました。
桜のつぼみも日に日にふくらんできています。
今年の舟川べりの「あさひ桜まつり」は、4月21日(土)に開催されます♪
県内で唯一芸妓さんのいる朝日町。
桜まつりでは、泊芸妓の演舞を身近に見ることができます。
泊芸妓の伝統を継承していくため、日本舞踊花川流家元の花川蝶十郎先生に毎月東京からお越しいただき、稽古をつけていただいているそうです。
今は、桜まつりの舞台に向けて、集中してお稽古に励んでおられる真っ最中。
そんな芸妓さんの裏舞台を、今回のぞかせていただけることになりました。
こちらが、神田新地の泊料亭協同組合検番事務所。2階が稽古場です。
芸妓さんの草履が整然と並んでいて…。
玄関から別世界に入った気分。
歴史を感じる丸窓は、中から見ると光の加減で一段とすてきです。
家元ごとに異なる踊りの教本。
お許しを得て、撮らせていただきました。
よろしくお願いします。すっと舞台に上がられた芸妓さん、お稽古が始まりました。
先生が、ひとつひとつの動作に込められた想いを伝えながら、ご指導されています。
緊張感のある空気に、こちらの背筋もシャンと伸びる感じ。
桜まつりのフィナーレを飾る全員での踊り。圧巻です!
普段入ることのできない検番という独特の雰囲気の中、裏舞台のお姐さん方に出会うことが出来ました。
お稽古のお邪魔をしてしまいましたが、気さくに迎え入れていただきまして、本当にありがとうございました。
北陸上街道と下街道の合流点、そして、親不知・子不知の難所を目の前に、当時、宿場町泊は旅の人で賑わっていました。
明治32年には、県から「免許地」として許された神田新地が誕生し、料亭には、県内外からお客様が遊びに来られていたそうです。
この地で宿場町の歴史と共に歩んできた芸妓さん…朝日町の奥深さを感じます。
コメントリスト