海から山まで! さまざまな魅力があふれる朝日町をご紹介
ヒスイが流れ着く美しい「ヒスイ海岸」は、原石を探す人々でいつもにぎわっています。
日本で最初にヒスイ勾玉の製作が確認された「浜山玉つくり遺跡」が宮崎地区で発見され、貴重なヒスイ製品が、日本中の有力な権力者たちに届けられていたと考えられています。
朝日町に住んでいても普段できない体験がたくさん!ふるさとの新しい発見、感動に出会えます。
町外の子どもたちにとっては、他の地域を知ることで、自分のふるさとのよさに気づくきっかけとなることでしょう。ふるさとを守り育もうとする心が、子どもたちの中で芽生えます。
少子高齢化が進む中、県内外の子どもたちとのあたたかな笑顔の交流が、朝日を元気にしてくれています。
「地域で子どもたちを育てる!」を合言葉に、愛情を持って子どもたちの教育旅行を受け入れています。
朝日町の伝統と文化
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蛭谷和紙(びるだんわし)
県内には、八尾和紙、五箇山和紙、そして、蛭谷紙(びるだんがみ)があり、この三産地の総称である「越中和紙」として、国の伝統的工芸品の指定を受けています。
蛭谷に住むおじいちゃんの話しでは、子供の頃、冬の間は一家総出で紙漉きをして、集落のほとんどの家が蛭谷和紙づくりに携わっていたそうです。
しかし、昭和28年の大火により、紙漉きの道具が燃えてしまい、そのまま、ほとんどの紙屋が消滅し、現在、蛭谷和紙の後継者は、ただ一人となっています。
楮を育て、木の繊維から紙を作り出すその長い工程、自然にあるものを活かして必要なものを作り出すものづくりのプロセス。その知恵や工夫こそが、子どもたちの生きていく力となり、感動やふるさとを誇りに思う心を育みます。 -
泊鉈(とまりなた)
伝統産業として受け継がれてきた技、ものづくりにかける想い。
受け継いでいかなければならないものが、田舎にはたくさんあります。
町内唯一の鍛冶職人大久保さんの泊舵。
鉈を収めるサルナシで編んだ鉈鞘。
全国に愛用者がおられる、朝日が誇る宝物のひとつです。 -
宮崎の稚児舞(ちごまい)
宮崎の鹿嶋神社では、5月3、4日の春祭りに、稽古に励んだ7歳の舞子達が、海の安全や豊漁、豊作などを願って、拍子木を打ち鳴らしながらのおはやしに合わせて、一軒ずつ家々を踊り歩きます。
白八鉢巻に紋付袖をタスキでたくしあげ、小槍を打ち振って踊る勇ましい男の子の槍踊。
紫の振袖姿に花笠をおおい、日の丸の扇をひるがえし、袖口の鈴の音を響かせるあでやかな女の子の扇舞。
宮崎の豪族「宮崎党」に連れだってきた京舞に通じたものが完成させたといわれ、宮崎の稚児舞は、町の無形文化財に指定されています。 -
泊芸妓の舞踊(とまりげいぎ)
その昔、北陸街道最大の難所親不知を超えるため、泊(とまり)という地名のとおり、朝日は宿場町として旅の人で賑わっていました。
当時は、料亭も数多くあり、30人ほどの芸子さんがおられたそうです。今なお活躍する泊芸妓の舞踊、受け継がれてきた伝統にふれてみましょう。
ふるさと里山の風景
誰もが、「ふるさと」と感じる里山の景色。
ゆったりとした時間が流れています。
清流笹川で、裸足になって川遊び。
水に親しみ、多様な生きものたちとふれあいましょう。
自然の中で出会う生き物たち
雪国富山の冬は、一面雪で真っ白に覆われますが、冬の里山を歩いてみると、あちらこちらに、ウサギ、タヌキ、キツネ、テンなどの動物の足跡を発見できます。動物たちが、ぴょんんぴょん飛び跳ねている姿を想像してみましょう。
また、空を羽ばたくイヌワシやフクロウ、クルミを食べに来るリス、そして、特別天然記念物のニホンカモシカ。 カモシカは、富山県では、県獣に指定され、馴染みの深い動物です。ここ朝日町でも、山でばったり遭遇という機会が度々あります。写真の幼いカモシカは、冬毛でもこもこに覆われ、とても暖かそうですね。